イコライザーは使わない様にしています。 |
少しマニアックな音の話です。
俺は、楽器もオーディオも、イコライザーなるべく触りません。
バンドでベースを弾くという時に、何年か前までは、めっちゃ積極的に音作りをしていました。
その中でも、イコライザーは欠かせませんでした。一応説明しますと、イコライザーっていうのは、オーディオとかにもついてたりする、低音上げたり下げたり、高音上げたり下げたりできるアレです。
それを使って、低音が足りなければ足したり、高音が気になったら下げてみたり、、、自分の好みや、その場に合った音を作って、弾いていました。まあ、それはそれで、間違いではないかなーとは思います。
しかし、今は、イコライザーはなるべく使わない様にしています。
音作りを深めて行くと、最終的に音を作らないって所に行き着いてしまったんです!
楽器の音って倍音の集まりなんです。楽器をポーンと鳴らすと、その楽器からは一斉に倍音が鳴ってそれが楽器の音になるんです。楽器の中に合唱団がいると思っていただくと良いかと思います。
そんな楽器の音をイコライザーで色々とイジってたわけですね。
このイコライザーの原理なんですが、決して、倍音を増やせるわけではないんですよね。倍音の音量を上げているんです。
例として、低音を上げてみると、楽器の中の合唱団の低音担当の倍音君に大きな声を出させるって事なんです。
そうやって作り上げた音を、バンドの中で弾いてみると、、、あんまり変わらないんですよね!不思議と。多少は変わります。厳密には。でも、一人で弾いてる時と比べると、全然変わってない!
なぜなら、合唱団の数は変わってないからなんです。その一部の倍音君が声を張り上げても、バンドという大合唱団に入ってしまうとあんまり変わらない。そして、そこで分かるくらい倍音君が声を張り上げてしまうと、、、ウルサイ!と言われます(笑)
イコライザーって、あんまり積極的に使わない方が良いなーって最終的になったんです。
これは、音を録音して万人が聴ける様にした、CDを代表とする何らかの音源にも言える事です。
個人的に思うんですが、迫力を求めて、低音や高音を上げるのは違うなーって思うんです。なぜなら、上げた所がウルサイってなるから。
それなら、イコライザーは何も上げないで音量あげるのが一番迫力あるんじゃないかなーって思います。
あ、鳴らす部屋の大きさなんかじゃ変わるんですけどね。音の回り方の話で。。。まあ、長くなるのでそれは置いときます(笑)
聴かれているオーディオ、低音や高音強くなる様にしてませんか?ラウドネスとか、なんとかベースみたいなのがオンになっていませんか?一度、全部オフにしてフラットにして、うるさくなくなった分ボリュームを少し上げてみてください。何か見えてくるかも!