こいつ、見たことあるでしょうか!?
キワモノで名高きBOSSのベースシンセサイザーSYB-5です。
サウンドハウスのリンクも貼っておきますね。
http://www.soundhouse.co.jp/products/detail/item/20824/
ここのレビューでも、反応おそすぎる!とか、飛び道具としてなら!、、、とか、微妙なレビューばかりですね!
新品一万四千円!!結構するんですね〜知らなかった(笑)
これ、新しいの買わなくても、乗りこなせなかった人達のがリサイクルショップにたくさん並んでおりますので、お安く手に入ります(笑)
最近これを使いこなそうと色々やっておりました。で、結論から言います!
こいつ、使いこなせば、めっちゃ使えます!
まず、このSYB-5が何者なのかってとこから。BOSSっていうメーカーのベース用のエフェクターです。BOSSはエレキギターやエレキベースのプレイヤーなら知らない人はいない様なメーカーです。豊富な種類があり、割安で、ある程度のクオリティを期待出来る。そして、どこにでも売ってる。エフェクター界のユニクロ的存在!!
そこのベースシンセサイザーシミュレーターです。入力された音をベースシンセの音に変えて出してくれます。シンセの音もいくつか用意されていてバリエーションも多彩!!
ただ、、、すっごいクセがあるんですよね、この子(笑)
つまずくポイントを解説します。
その1!
とりあえず繋げば打ち込み音楽で鳴っている太いベースシンセになる!と、思ってはいけない。
とりあえず繋いで音を出してみると、、、
ビヨっ!!ビヨっ!!
なんだこの音はー!!となるのが普通です。いつものベースとは全然違う音がします。CDとかで聴けるベースシンセの音って、EQやコンプもかかってて太い音に作ってあります。そもそもベースシンセの音はそんなに太くありません。むしろ、そのお陰でめっちゃ抜けてきます。
なので、、、
薄い様な煩い様な、、、で、でも、、、すごい特徴的な音がするぞ!!ってなります。
その2!
じゃあ、もうちょっと使えそうな音にする為にツマミをいじってみましょう。
「うっ!!なんだこれは、、、モード、、、は、分かる、、、ディケイ、、、レスポンス、、、フリーケンシー、、、」見たことないツマミばっかりで、なんのこっちゃ分かりません。
回してみても、、、ジーとかビーとかしか言わない、、、とにかくうるさい、、、
使えるんだろうか、、、
その3
とりあえずなにか弾いてみよう、、、
シンセベースは、ピッキングの強さでフィルタが開くか開かないかって事しか変わりません。なので、、、
「何しても同じ音しかならんやないかー!!」そう、ピッキングニュアンスとか無視です。オーバードライブやコンプなんか比べ物になりません。本気で無視されます。音の長さも、ツマミの設定の影響がすごく出ます。
ボーンと弾いてもビョッ!ドンと弾いてもブーンと弾いてもビョッ!
しかも!!
その4
「なんか変、、、自分で弾いてる気がしない、、、」
音の処理に時間がかかるのか、ピッキングから多少遅れて発音されます。
そうやって希望を全て絶たれ、、、
リサイクルショップへ向かいます。。。
使うなら、そのへんすべて理解して使うしかありません!!
良い点は、原音と混ぜて出力出来、シンセ音はオクターブ下の音も混ぜるモードがあるって事です。太い音が欲しいのなら、三つの音の同時出力です!そして、音が低くなり過ぎるなら、ワザとオクターブ上を弾きましょう!
そして、よく分からないツマミ達ですが、、、オススメはディケイは上げるとローがほとんどなくなってハイがビービーいうだけになりがちなので、左に回しきって音を作るか、そこからすこし上げる程度で良いと思います。ここは、別売りのペダルを追加すると、そのペダルで操作出来るようになります。なので、左に回しきって音作りをしておくと、ペダルを追加する際に良いです。
そして、レスポンスとフリーケンシーです。レスポンスは、フィルタの開く早さの調整です。ビヨっビヨっ、ビーヨビーヨ、ビービーみたいな感じに変化します。
フリーケンシーは、その音のトーンみたいな感じで使えます。右に回していくと音が高くなっていき、左に回すと低くなっていきます。欲しい音、アンサンブルの音に合わせて設定してください。
そして、ピッキングニュアンスが無視されるのは仕様です。
ボリュームペダル追加して操作するか、諦めて音色の一つとして使い分ける。ロングトーンが欲しい場合、ペダルの長踏みで踏んでいる間永遠になり続けますので、上手につかいましょう。
音が遅れるのは、、、諦めましょう(笑)遅れる事を理解して前のめりに弾くか、原音としっかりミックスして、発音はそっちに頼るか、しかありません!
と、まあホンマに良いものか分からない様な事書いてきましたが!
〇使いこなせた時に得られるベースとは全然違う音色
〇原音とシンセ音2つの三音同時出力による音圧
〇エクスプレッションペダルによる音色のリアルタイムでの操作。
この恩恵はすごく大きい!!
是非、皆様も上手に乗りこなしてみてください!
エクスプレッションペダルについてですが、、、
BOSSの製品、EV-5とFV-500があります。まず、EV-5。小さくてショボイ造りな上、ケーブル一体型で、もし断線したらペダルごと買い直し、、、そして、マニアックなシロモノなので、リサイクルショップにはなかなかありません。
FV-500は、デカくてアルミ製で、そこそこ値段します。ケーブルは別に用意しなければいけません。エクスプレッション以外に、ボリュームペダルとしても機能します。ボリュームペダルも兼ねているので、EV-5と比べれば中古も見つかりやすいです。
ちなみに、BOSSのHPから見ることができますが、SYB-5の取扱説明書にはEV-5以外使うなと表記があります。そのへん、本社へ問い合せて確認したところ、どっちも使えるとの返事を貰いました。俺は、FV-500を買いました。結構、邪魔です(笑)
写真右下の長方形です。
そして、このシンセベースの音が聴きたい人は!!
3/12の京都MOJOへお越しください!!
11日はアコースティックイベントに、なっております。こっちはこっちで素敵な音を出しますが、、、どっちも来てください!!
他にはハードロックな音を出すバンドも!!どれも全部お越しください!!