サンズアンプええもんやで! |
今日は、このSANSAMP BASSDRIVERについて語りたいと思います。
いわゆるDIってやつです。その中でも色々音がイジれるサンズアンプみたいなタイプはエフェクターに近いですね。
俺の所有しているこのタイプは、そこそこ古い型で、何回か細かい変更が行われ、そして最近モデルチェンジして新型も登場しましたね。
このSANSAMP、とても人気でアマチュアからプロまでいろんな人達が使用しています。あまりに皆んな使うので、音を聴くだけで「あ、サンズアンプ?」って分かるまでになってきました。
しかし!!わたくしの性格、誰かと同じってのが結構嫌いです。本来ならこのDIは使いたくない!と、思いながらも十年程使用しました。だって、、、
「良い音すんねんもん!!」
や、ただ良い音なだけならこんなに長く使ってなかったと思います。絶妙なんですこれ。
では、どう使うのか、語っていきたいと思います。まず、ここまで読んだ人は大体お分かりかと思いますが、この物体、基本的にはベースとベースアンプの間に挟んで使用します。
はい、アップの画像。
まずは、ベースから来たケーブルをINPUTと書いてあるところに刺します。刺すとサンズアンプの電源が入ります。そこがメイン電源のスイッチになっております。そこさえ抜いとけば電池は減りません。
そして、反対側のOUTPUTとベースアンプを接続します。これで接続完了です。カンターン!
ここまでして普通に音を出すだけでも、ブリッとしてバキっとした特徴的な音がします。なかなかロックですよ。
では、次に操作について。右下に付いてる未塗装な感じの銀色のスイッチ。それを踏むと、ACTIVEって書いてあるランプが点灯します。点灯させると、サンズアンプに付いてるツマミが全部音に反映します。エフェクトは、右から左に順番に音に影響します。
まずは、「DRIVE」音を歪ませます。まさに絶妙!オーバードライブって感じで、右へ回すほど、どんどんブリブリバキバキ感が強くなっていきます。ロックさせたい時なんかは、すごく役立ちます。俺個人としては結構歪ませて使います。
次にこれを「PRESENCE TREBLE BASS」の三つのイコライザーで音を調節します。ここのパラメーターもなかなか絶妙。まずは時計の針でいう12時の位置。これが基本です。ここの位置が一番サンズアンプのバキバキサウンドがします。ここから足りないと思う音の部分を増幅したり、逆にウルサイ部分を減衰させます。個人的な使い方としてはドンシャリサウンドです。ドンシャリとは、低音と高音を持ち上げた、パリパリでブーブーな音の事です。これは、歪ませる事の出来るエフェクターでもDIの様にイコライザーが付いているものしか出来ません。イコライザーが付いていないものはトーンというツマミ一つで、ハイをカットするかローをカットするかって感じの使い方です。ドンシャリを作れるものは貴重です。足りない低音をBASSで上げ、高音をTREBLEでパリっとさせます。そして、耳に痛い部分の高音をPRESENCEを減衰させてカットする。それか、PRESENCEでギラギラした高音を得ておいて、うるさくなった分をTREBLEを減衰させて調節します。これが絶妙です。
このPRESENCEのツマミ、なかなか他のモノには見ないので、サンズアンプの、アイデンティティの一つだと思いますね。是非積極的にお使いください。
そして、ここまで作った音、それを「BREND」のツマミで、ツマミの影響のない「原音」と混ぜます。ここで、加工した音と加工していない音、両方をミックスします。例えば、最初のDRIVEツマミをガッツリ上げてスゴイ音作っておいて、ミックスする量を少なめにしたり、逆にDRIVE控えめでもミックスする量を増やして派手な音にするって事も出来ます。
最後に、「LEVEL」です。ここで赤いランプが点灯している時と消灯している時の音量差を調節します。しかし、気をつけて欲しいのは、同じ音量になるのを意識しすぎない事。と、いうのは、一人で弾いているのとアンサンブルの中で弾いているのとでは音の聴こえ方が全然違います。これは音量に限らず全てに言えます。最終的にはリハーサルなど、アンサンブルの中での最終調整をします。すると、かなり音が変わったって事はよくある事ですよ。
それでは次にライブハウス等、音響さんのいる所での使い方!
そういう時にサンズアンプがDIである真価が発揮されます。ライブハウスにはお店のDIがあって、大体の場合ベースアンプではなくこのDIに接続。そして、そのDIから、音響さんが操作する外音(お客さんが聴く音)と、ベースアンプ(自分の聴く音)の二つに出力されています。
ここまで書くと気付くと思います。ベースアンプで調節した音というのは自分が聴くだけなんです。なので、音作りは自分の機材だけで完結させる!というのがわたくしの考えです。
サンズアンプは、色々ツマミ付いてるDIなので、音作り出来ます!
そして、通常はそこからお店のDIへ接続するのですが、サンズアンプがDIなので、「XLR OUTPUT」に音響さんに送るケーブルを直接接続します。
そして、「PARALLEL OUTPUT」ここは、通常のOUTPUTとは別に、出力することが出来ます。例えばここにチューナーなんかを繋いでおくと、本番中にチューニングしないといけなくなっても安心!!
この様に、一台ですごく色々出来てしまうのがサンズアンプです。是非ともお試しください!!